風の影響を考慮

コースごとに風の影響を考慮するボートレースは風の影響を大きく受ける競技です。
風が強くなればなるほどそれを考慮して予想をする必要があります。
ここでは、追い風の場合と向かい風の場合のレースの特徴を解説します。

まず、「追い風の場合はインコースが有利」です。
そもそも、インコースとアウトコースは助走距離が異なります。
先述した通り、インコースはコース取りの争いがあるため、コースに位置取った時には助走距離が短いです。
一方でアウトコースは助走距離が長く、トップスピードでスタートを切ることができます。
そして、追い風が吹くということは助走距離が短くてもスピードに乗りやすいということです。
そのため、位置取り的に有利、かつスピードにも乗れるインコースが有利になります。
逆にアウトコースは、追い風によってスピードがつきすぎて、ターンの時に流れてしまうこともあります。

向かい風の場合は、アウトコースが有利

逆に、「向かい風の場合はアウトコースが有利」です。
インコースは助走距離が短いのにも関わらず、向かい風でさらにスピードに乗りにくくなります。
しかし、アウトコースは助走距離が長いため、多少の向かい風でもあまり影響はないため、有利といえます。
ただし、これらの風の影響は風速2〜4m程度の時の話です。
風速が5m以上になると、逆にスピードがつきすぎてしまったり、いつもの感覚でレースができないことで、インコースとアウトコースどちらにも大きな影響を与えます。